

葬式で香典を渡す際、ふくさに包んで渡すことがあります。
このふくさには様々な色がありますが、葬式でふさわしい色とそうでない色があるので注意が必要です。
ここでは、葬式にふさわしいふくさの色をご紹介するとともに、ふくさの正しい包み方や渡す際のポイントなどを解説していきます。
目次

ふくさとは、結婚式のご祝儀や、お葬式の御香典を包んで持ち運ぶために使うものです。正方形の布で、サイズは小さな風呂敷くらいの大きさです。
ふくさは貴重品をホコリや汚れから避けるために掛けられていた風呂敷が由来とされており、贈り物を汚さないように相手に礼儀を示すものとして、古くから使用されてきました。そのため、葬式で香典をむき出しのまま持参するのはマナー違反とされています。
葬式でふくさを使用するのは、故人や遺族に対する礼儀でもあります。失礼にあたることがないように、ふくさの使い方を事前にきちんと把握しておきましょう。
ふくさに宗教的な意味合いはないため、仏教やキリスト教など、どの宗教の葬儀で使っても問題ありません。大人のマナーとしても、ふくさはあらかじめ一枚は用意しておきましょう。
ふくさは「包むタイプ」と「挟むタイプ」の大きく2種類に分けることができます。もっともシンプルなふくさは何もついていない正方形の布で、包むタイプとなります。
包むタイプのふくさには他にも、香典などを包んだ後で布が開かないように爪がついているもの(爪付き袱紗)や、金封をのせるための台がついているふくさ(台付き袱紗)があります。
一方、挟むタイプは、香典などを挟むようにして使うふくさとなります。いわゆる「金封袱紗」といわれるもので、一から包む必要がなく、布が開いたりする心配もないため、最も扱いやすいタイプだといえるでしょう。
どの種類を選んでもマナー違反にはならないため、お好みで選んでもかまいません。ただし、もっとも正式なふくさは、何も付いていない正方形の布だとされています。
正式なふくさを使いたいのであれば包むタイプ、まだふくさの使い方に慣れていないなら挟むタイプを選ぶと良いでしょう。
急なお通夜・葬式でふくさを用意できなかった場合は、ハンカチで代用してもかまいません。
ただし、ふくさは相手の目に触れるものなので、目上の人が数多く出席するような場では、やはりふくさを使った方が良いでしょう。
急な葬式にも対応できるように、社会人の常識として、ふくさはあらかじめ用意しておくのが無難です。ハンカチで代用する場合でも、シワがあると見栄えが悪いので、事前にアイロンをかけておきましょう。

ふくさには様々な色がありますが、色にもマナーがあります。自分の好きな色を選べば良いというわけではありません。
ふくさの色の使い分けについて、事前にきちんと把握しておきましょう。
結婚式などの慶事には、赤、ピンク、オレンジ、金などの暖色系のふくさを使いましょう。
せっかくのお祝い事なのに、暗い色や地味な色のものでは、華やかな雰囲気も台無しになってしまいます。そのため、寒色系ではなく暖色系のふくさを使用するのが一般的です。
弔事に明るい色のふくさや、派手なふくさを持参すると、厳粛な雰囲気を壊してしまいかねません。
葬式など弔事では、紫、緑、紺、黒などの寒色系や暗めの色のふくさを使います。
紫色のふくさは、慶事と弔事の両方で使うことができます。そのため、色選びに迷った時は、紫色のふくさを選ぶと良いでしょう。
家に紫色のふくさがあると、結婚式や葬式など様々な場で使用できるので大変便利です。
ただし、同じ紫でも薄紫は慶事にのみ使える色なので、弔事と慶事の両方に使用したい場合は濃い紫のふくさを選びましょう。
紫と同様に、緑も中性色として扱われますが、深緑やうぐいす色など緑系の色のふくさは、どれも弔事用となります。緑色のふくさを慶事に使うことはできないので注意が必要です。
また、白のふくさは一般的ではないため、慶事でも弔事でも使用するのは控えましょう。
ふくさの中には柄入りのものもありますが、基本的には無地のふくさが良いとされています。
柄入りのふくさでもマナー違反にはなりませんが、弔事と慶事ではふくさの開き方が異なるため、柄が逆になってしまうことがあります。使い勝手のことも考えると、無地のふくさを選んだほうが良いでしょう。
また、松竹梅や扇、亀甲、桜、鶴などのおめでたい絵柄は慶事にのみ使用できるため、葬式では使用することができません。葬式には無柄のふくさを持参しましょう。

直前になって慌てることがないように、ここでふくさの正しい包み方と渡し方をマスターしておきましょう。
ふくさの包み方は決して難しいものではありません。ただし、慶事と弔事では包み方が少し異なるので注意が必要です。
弔事の包み方は次の通りです。
慶事の場合は、ふくさのたたみ方が逆になります。弔事では右、下、上の順でたたみますが、慶事では左、上、下の順にたたみます。ハンカチで代用する場合も、包み方は同じです。
挟むタイプのふくさの場合、弔事では左開きになるように持って香典袋を差し込みます。慶事の場合はその反対に、ふくさを右開きになるように持ってご祝儀袋を差し込みましょう。
受付で香典袋を渡す際は、ふくさに入れたまま渡すのではなく、自分の順番がくる前にふくさを開いて香典袋を取り出しましょう。
ふくさをそのまま手渡すのは、不幸を手渡すという意味があるとされており、葬式ではマナー違反となります。
事前にふくさから香典を取り出し、自分の順番がきたら、畳んだふくさをお盆代わりにして香典袋を乗せた状態で両手で渡します。この際、ふくさを受付の台などに置いて、香典袋だけ両手で渡してもかまいません。
香典を差し出す時は、香典袋の名前が読めるように受付側に正面に向けて、「この度は誠にご愁傷さまでございます」と一言お悔やみの言葉を添えましょう。
受付が設けられていない場合は、香典の名前が手前から読めるように祭壇に供えましょう。遺族の自宅を訪問して香典を差し出す際も、ふくさに包んで持参するのがマナーです。
お通夜と葬儀の両方に出席する場合は、お通夜に香典を持参するのが一般的です。
ふくさを外ポケットやズボンの後ろのポケットに入れるのは良くありません。香典を包んだふくさは丁寧に扱う必要があります。
セカンドバッグを持参する際は、バッグに入れれば大丈夫ですが、男性の場合は上着の内ポケットに入れると良いでしょう。
ただ、台付き袱紗だと内ポケットにおさまらないため、何もついていないふくさだけで香典を包むのが無難です。
葬式では、暗い色のふくさを使用しましょう。紫色のふくさなら、慶事と弔事の両方で使用できるため、あらかじめ用意して置くと重宝します。
ふくさには様々な色があるだけでなく、包み方や渡し方にもマナーがあります。覚えることが多いように感じますが、基本的なポイントを押さえておけば、失礼にあたる心配はありません。
社会人の一人として、ふくさに関する正しい知識をしっかり身につけておきましょう。
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