

葬儀は受付や案内、接待といった多種多様な役割があり、たくさんの人手を必要とします。最近では葬儀社が取り仕切ってくれることも多いですが、特に大きな葬儀では、手伝いを頼まれることもあるかもしれません。
葬儀の手伝いにはどのような服装で行けば良いのか、どのような役割があるのかをご紹介します。
目次

自治会や会社などで大きな葬儀を行った際に、手伝いを頼まれたことがある方もいることでしょう。現代では葬儀社が全て取り仕切ることが多いとはいえ、「お金のやり取りを伴う受付や、駐車場の案内係などは遺族や友人にお任せします」という場合もあります。
ここでは、葬儀の手伝いを頼まれた時の服装や役割のこなし方、注意点をご紹介します。

一口に葬儀の手伝いと言っても、主催者との関係によって状況は変わります。
まずは、葬儀で手伝いを頼まれるシチュエーションと、その特徴についてご説明します。
近しい親族が亡くなられた場合はまずは遺族を慰めて心の支えになるようにしましょう。
おにぎりや飲み物など差し入れをしたり、話し相手になったり子守をしたりするのも遺族にとって大きな助けになります。
葬儀の経験が豊富な場合はそのまま世話役をし、そうでない場合は受付や案内役を買って出ましょう。
自治会内の方が亡くなられた際も、手伝いに呼ばれることがあります。特に駐車場や会場の案内などは親族ではなく近所の人がすることが多いです。
地方では接待を任されるところもありますので、エプロンを持参しましょう。
企業が執り行う葬儀のことを社葬といいます。会長、社長、専務といった役職の高い人のほか、功労者や殉職者なども社葬の対象となります。
社葬の規模にもよりますが、7~12人程度の社員が派遣され、手伝いにあたるケースが多いです。
社葬は親族や自治会の葬儀とは違い社会性が強く、より細やかな心配りが必要となります。

それでは、葬儀の手伝いの役割と服装についてご紹介します。
社葬は他の葬儀とは性質が異なりますので、特に詳しくご説明します。
喪主のサポート役として、葬儀の段取りや打ち合わせ、進行、片付けなどを行います。
葬儀の経験が豊富な年配の親族や上司が担当する場合が多いです。
一般的な喪服を着用します。特に会葬者と接する機会が多くなりますので、身なりきちんと整えましょう。
腕章がある場合は左の二の腕付近につけます。
世話役は大切な人を亡くし動転している喪主の心の支えとなり、葬儀の準備から進行、片付けまで細やかに神経を張り巡らせる責任の重い役割です。
自身の経験を踏まえ、適切な判断をするようにしましょう。
ただし、「自分の時はこうだったから」とやり方を押し付けたり、自分が喪主であるかのように出しゃばったりしてはいけません。
喪主の意志を尊重し、「縁の下の力持ち」に徹しましょう。
社葬の場合は世話役ではなく「葬儀委員長」とされ、喪主よりも責任の重い立場となります。そのため、社内でも特に地位の高い人が務めます。
葬儀全体を統括し、葬儀がスムーズに進行するよう配慮するほか、喪主より先に納棺前の挨拶をする役割もあります。
社葬は社会性が強く、社葬がうまくいくかどうかで、今度の会社の雰囲気が変わってきます。
例えば現社長が亡くなられ、社員が不安に思っている中、次期社長が葬儀委員長を務めて見事に葬儀を終えられたら、次期社長への信頼は増し、社員の結束力が高まります。
喪主と社員、双方の心に寄り添い、葬儀社と相談しながら葬儀を進める必要があります。
香典の受け取りや記帳、返礼品の受け渡しなどを主に担当します。
金銭授受はできないという葬儀社も多いため、受付や会計は葬儀社ではなく葬儀を営む側が手配するのが一般的です。
お金を扱うデリケートな役割なので、基本的には立場の違う2人以上の人で担当します。
世話役と同様に会葬者と接する機会が多い役割のため、きちんとした服装を心がけましょう。
着用するのは喪服ですが、気候や斎場によっては受付場所が寒いこともあります。礼装用のコートが一着あると便利です。
持っていない場合は黒、紺、ダークグレーなどの落ち着いた色で、ファーや光沢のないコートを着用しましょう。
腕章がある場合は左の二の腕付近につけます。
香典を受け取ったら参列者にフルネームで芳名帳に名前を書いて頂きます。
また、弔花や供物を受け取った場合も名前を控えておき、頂いたものは葬儀社のスタッフに渡してお供えをしてもらいましょう。
なお、コートや荷物の預かりを担当することもあります。貴重品がないかを確認し、番号札を渡します。
また、お手洗いや自動販売機、更衣室の場所、車いすや足の不自由な方の対応を尋ねられる場合もありますので、事前に把握しておきましょう。
社葬の受付も親戚や自治会の葬儀と変わりませんが、社葬では特に参列者が多くなり、社会的地位も様々な方が参列されるので気をつけましょう。
供物や弔花は役職の高い順ではなく、故人と関係の深い順に並べます。
社葬の場合はかなり多くの供物や弔花を受け取ることになりますので、贈り主の名前や役職をしっかり確認し、葬儀社のスタッフに間違えて伝えないようにしましょう。
案内には、駐車場と会場の案内の二役があります。
駐車場の案内は会葬者に駐車場の位置を案内したり、誘導の手伝いをしたりします。
また、会場の案内は会場や更衣室、お手洗いの案内をしたり、体が不自由な方や赤ちゃん連れの方などのサポートをしたりします。
扉を開けたり、座布団やブランケットを用意したり、その他参列者に気を配ります。
小規模な葬儀の場合は、受付と案内を兼任することもあります。
こちらも同じく通常の喪服と同じで、腕章がある場合は左の二の腕につけます。
また、手伝いの時は気候に合った黒や紺、ダークグレーの質素な服装を着用し、会葬の際に喪服に着替えるという手もあります。
なお、厳粛な葬儀では許されないこともありますので、世話役や葬儀委員長に相談しましょう。
案内役は会場から離れている時間が長いため、故人と関係の遠い自治会内の人や遠い親戚が行うことが多いです。
自身がそのような立場にいる場合は、自分から案内役を買って出ると喜ばれます。
受付と同じく、会場内のレイアウトはしっかり把握し、案内ができるようにしましょう。
会葬者の中に困っている人はいないか、常に神経を張り巡らせることが大切です。
社葬では案内役は若い社員が担当することが多いです。
こちらも会場のレイアウトを把握し、困っている人がいたら声をかけ、サポートするようにしましょう。
案内の仕方を間違うと、会社の信頼をなくすことにもつながりかねません。
分からないことは会社の先輩や葬儀会社のスタッフに尋ねながら、積極的に動くようにしましょう。
接待は会葬者や僧侶、手伝いの人にお茶を出したり、会食を行う場合は膳を出したりするのが役割です。
台所仕事は現代では少なくなりましたが、自宅で葬儀を行う際に通夜接待や精進落としの料理を作る手伝いをする役割です。
喪服の上に黒か白のエプロン、もしくは割烹着を着用します。きれいに洗濯したものを用意しておきましょう。
立ったり座ったりとよく動く仕事ですので、自分のスリッパや替えのストッキングを持参すると安心です。
自治会で台所仕事をする際は、服装が決まっていることもあります。事前に確認しておきましょう。
料理以外にもお膳や食器、灰皿の準備や掃除、お茶やお菓子の購入など様々な仕事があります。
年上の親戚や自治会内の人の指示を聞き、効率的に動けるようにしましょう。
社葬では台所仕事はほぼありません。会葬者や僧侶へのお茶出しや、気分が悪くなった方の救護などが主な仕事となります。
分からないことは葬儀会社のスタッフに聞きながら、細やかなサポートをするように心がけましょう。
葬儀の手伝いの服装は基本的には服装は一般会葬者と同じく喪服を着用し、腕章やエプロンなどを状況によって身に着けるようにします。
手伝いの役割は多種多様ですが、いずれも葬儀を裏側から支え、円滑に進むよう配慮することが大切です。
特に社葬の場合は神経を使うことが多いですが、分からないことは遠慮せずに先輩や葬儀会社のスタッフに尋ねれば問題ありません。
葬儀は故人様の最後のセレモニーです。関係者全員で力を合わせ、そのセレモニーがより良いものになるようにしましょう。
大切な方が亡くなったことをいきなり受けとめることは難しいことだと思います。大切な方が亡くなり、さらにご葬儀のことなど分からないとなると、不安が募り、心が落ち着かなくなることと思います。
そんなとき、不安や疑問を取り除き、お客様のお気持ちに寄り添うご案内が出来ればと思っております。
後でもっとこうしてあげれば良かった・・・と悔いの残る最後のお時間にはして欲しくはありません。何時でもどんなことでも、安心してご相談下さい。


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