

葬儀の形式には色々なものがありますが、一般の葬儀と異なる点が多いのが創価学会の葬儀である友人葬です。
今回は創価学会式の葬儀の中でも、特にお焼香についてのマナーをご紹介します。
いつ友人葬に参列することになっても良いように、お焼香マナーや葬儀の流れについて理解しておきましょう。
目次

創価学会は仏教を基盤にした新興宗教です。
土台は日蓮宗ですが、創価という仏法を実践することで価値が創造されるという理念に基づき活動しています。
友人葬は古くからある葬儀の形式ではなく、90年代に初めて行われた比較的新しい葬儀形式です。
友人葬は「遺族や友人のみで行われる」葬儀を表します。
ただし、多くの友人葬では創価学会員以外の参列者も受け入れるため、一般的な葬儀とほとんど変わりません。
一般的な葬儀では僧侶による読経が行われますが、友人葬では僧侶を呼びません。
故人の友人代表である儀典長と呼ばれる方が、読経と唱題を行います。唱題とは創価学会式の読経のようなものです。
読経の際にお焼香を行います。全員のお焼香が終わると唱題終了を知らせる鈴が鳴り、追善供養の祈念を行い、その後参列者全員で題目を三唱して終了となります。
題目三唱とはこれも創価学会特有のもので「南無妙法蓮華経」を三回繰り返すことを指します。
創価学会員以外には慣れない儀式なので、わからない方は手を合わせておきましょう。

お焼香には順番が決まっています。導師が最初に行い、次いで副導師、親族、一般の参列者という順番です。
お焼香の手順は、一般の葬儀のお焼香と同じと考えて問題ありません。三本の指でお香をつまみ、額まで持って行きその後香炉に落とします。
お焼香の回数は一般的に1~3回とする宗派が多く、創価学会の葬儀の場合は3回となっています。また、日蓮宗や臨済宗では1~2回のお焼香とする場合もあります。
いつもの手順で3回抹香をつまんで軽く押し頂き、香炉に落としていただけば問題ありません。

創価学会の葬儀において主にお焼香にスポットを当ててきましたが、他の特徴についてもご紹介いたします。
創価学会の葬儀には僧侶を呼びません。儀典長と呼ばれる友人代表の一人が僧侶と同じように読経をします。
創価学会式の葬儀「友人葬」の特殊なルールとして最も大きいのがこの点でしょう。
通常は、どのような宗派の葬儀でも香典は必ず持参するものです。
香典という名目でなくても、「御花料」「御玉串料」などの名目で現金を不祝儀袋に入れて受付に持参するのがほとんどの方にとっての常識です。
しかし創価学会の友人葬は、基本的に香典は持って行かなくても良いという方針を取っています。このことから創価学会員同士であれば香典のやり取りはほとんど行われていません。
ただしこれはあくまでも創価学会員同士のルールです。
創価学会以外の宗教の方や無宗教の方にとっては、香典袋を持参しないことには抵抗があるでしょう。それを考慮して、創価学会の友人葬では受付を二箇所設けている場合が多くあります。
創価学会員以外の参列者用の受付がある場合は、通常と同じように香典を受け付けています。また、香典を受け取った場合には香典返しももちろんあります。
このケースでは特に「創価学会だから」ということを考える必要はありません。いつもの葬儀と同じように香典を渡し、香典返しを受け取ってください。
香典袋の表書きは基本的には他の仏教系の葬儀と同じで良いのですが、創価学会では故人は霊にならずすぐに成仏して仏になると考えられています。
したがって表書きは「御仏前」や「御香料」を使用しましょう。
ただし友人葬にも色々な形式がありますので、もし遺族が全ての香典を例外なく辞退しているようであれば、無理に渡さずに持ち帰るようにしてください。
友人葬では僧侶を呼ばないので、当然ながらお布施は発生しません。また、創価学会には戒名もありません。したがって戒名料も支払う必要がありません。
戒名は仏教においては仏門に入った証という重要な意味がありますが、創価学会は仏教を基盤にしていながらも戒名がないという特殊な宗派です。
読経中は創価学会員全員が儀典長に合わせて読経をします。
学会員であれば経本があるので読経の内容がわかりますが、一般の方は横にいても真似ができるような内容ではありませんので、無理に唱えようせずに手を合わせておくと良いでしょう。
読経の後には題目三唱もありますが、慣れていない一般の方は静かに座っているだけで問題ありません。雰囲気だけ合わせるようにしましょう。

創価学会の葬儀に異なる宗教や宗派の方が参列する場合、どのような服装や持ち物で参列すれば良いのでしょうか。
次に、友人葬ではどのようなマナーに気をつけたら良いのかをご紹介いたします。
創価学会式の葬儀では、一般的な葬儀と全く同じ喪服のマナーを心がけておけば問題ありません。
男女ともにブラックフォーマルを着用し、アクセサリーは全て外したうえで、髪型やメイクなどはできるだけシンプルにまとめます。
バッグや靴なども、一般的な葬儀と同じ黒で光沢のないものを使用します。
ただし、唯一香典だけは持参しなくても構いませんが、受付が分かれていれば受け取っていただけますので持参しても問題ありません。
創価学会員が使用する数珠は、普通の方が認識している数珠よりもかなり長いものです。
100均やスーパーなど身近な店舗ではほとんど販売されていませんが、どうしてもという場合はamazonや楽天などの通販サイトで購入することができます。
しかし無理をして手に入れる必要はありません。そもそも日本の葬儀における数珠は、どの宗派の葬儀に参列する場合も形状に決まりがないとされています。
創価学会の友人葬に参列する場合も、100均で販売されているような普通の数珠を持参して問題ありませんのでご安心ください。

A.葬儀はどの宗教・宗派の形式であっても様々な人が訪れるものです。
明確に「家族だけで執り行う」と伝えられていなければ、宗教・宗派の垣根を越えて参列することに問題はありません。
A.創価学会の葬儀にも通夜振る舞いはあります。
明確に違うのは香典が要らないことと僧侶を呼ばないことだけで、その他は一般的な葬儀と同じように参列して問題ありません。
香典についても受付が創価学会員用と一般用に分かれていれば受け取ってもらえるので、念のため持参しておくと良いでしょう。
A.葬儀に参列できない場合は、遺族にお悔やみと参列できない旨を伝えることでマナー違反にはなりません。
導師(喪主)に対して、直接もしくは電話で参列できないことを伝えましょう。弔電や供花を出すことでより一層気持ちが伝わるはずです。
友人葬のお焼香や一般的な葬儀との違いについてご紹介しました。慣れない創価学会の葬儀だからといって、そこまで構える必要はありません。
もし創価学会の葬儀に参列する際は、ぜひ今回の記事を読み返してマナーを守って故人を見送りましょう。
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