

遺骨をお墓に納める際は墓石に故人の名前や戒名、没年月日などを入れますが、戒名を墓石に彫刻する時にはどこに依頼すれば良いのか、また相場はいくらくらいかご存じでしょうか。
この記事では、戒名彫刻について知っておきたい知識や注意点をご紹介します。
目次

戒名彫刻のタイミングは特に決まっていませんが、納骨式の前に済ませておくのが一般的です。
納骨式も特にタイミングが定められているわけではありませんが、四十九日や一周忌などの法要に合わせることが多いです。
新しく墓石を購入して戒名も同時に入れる場合は2~3か月、既にある墓石に追加で彫刻を施す場合は2週間程度かかります。
かかる期間のことも加味したうえで、納骨式に間に合うように戒名彫刻を依頼しましょう。

新しく墓石を購入する場合は戒名彫刻も併せて行ってくれるので、別で頼む必要はありません。追加彫刻の際も同じ石材店に頼むのが無難です。
特に民営霊園やお寺が石材店を指定している場合は、そちらに依頼しないと後々トラブルを招きます。
公営霊園では数店から見積もりを取って新たに安い石材店に依頼するのも一つの方法ですが、他店の手が入った墓石のメンテナンスには応じられないという石材店もありますので気をつけましょう。

新たに墓石を購入した場合、戒名彫刻費は墓石の費用の中に折り込まれていたり、無料サービスとされていたりすることもあります。追加で彫刻する際の相場は2~5万円です。
また、彫刻に直接関係するものではありませんが、新しく墓石を建てる時や、彫刻のために墓石を一時的に動かす際には法要を行うため、寺院僧侶に支払うお布施が必要となります。相場は1~5万円程度です。

墓に戒名を彫刻する際、「行年」と「享年」ではどちらが良いのでしょうか。位牌にある文字は全て入れるべきなのでしょうか。
戒名彫刻を依頼する際に押さえておきたい基礎知識をご説明します。
戒名でもっとも気をつけないといけないのは異体字・旧字体を正確に伝えることです。
例えば浄土真宗の戒名にはほぼ「誉」の旧字体が含まれますが、この字には多くの異体字が存在します。
位牌から正確に書き写すか、分からない場合は戒名授与を依頼した僧侶に尋ねると良いでしょう。
故人が亡くなられた日(命日)です。
故人の生前の本名です。
行年は満年齢(何歳まで生きたか)、享年は数え年(何年生きたか)、という違いがあるとされていますが、現在ではほぼ同じ意味で捉えられています。
享年より行年のほうが彫られた文字が欠けづらいという理由もあり、行年が多く用いられています。
なお、行年という文字を使うからといって満年齢にしないといけないというわけではなく、行年〇歳(数え年)でも間違いではありません。
戒名を彫刻する際の文字の色に特に決まりはありません。
黒、白、もしくは色を入れないことが多いですが、九州では金文字にする地方もあります。地域の慣習がない場合は墓石の色や好みに合わせて選んで構いません。
ただし、赤は建立者や生前戒名を得た人の名前、すなわち生存している人に使われる色とされています。
位牌に書かれている文字を全て墓石に彫り込むわけではありません。
例えば位牌の戒名の最後に書かれている「位」、「霊位」は置字といい、戒名には含まれません。
また宗派によっては位牌の上に一文字の梵字や、「妙法」、「法名」、「新帰元」という字が書かれている場合がありますが、こちらも戒名ではありません。
どこからどこまでが戒名か分からない場合は、菩提寺の住職や石材店に確認しましょう。

最後に、戒名彫刻をする際の流れを新しく墓石を購入した場合と、すでにある墓石に追加で彫刻する場合に分けてご紹介します。
まずは石材店を決め墓石を購入しますが、寺社の墓地や民営霊園では石材店が指定されている場合があります。
自分の墓石をご自身で選ぶ際は値段だけではなく、見積もりが明瞭か、真摯に相談に乗ってくれるか、建立後のメンテナンスもきちんとしてくれるか、といった面も考慮しましょう。
墓石に彫り込む文字のフォントや内容を決めるので、この際に戒名彫刻も一緒に依頼しましょう。
墓石のメインとなる竿石に彫り込む文字は宗派によって異なり、家紋や好きな言葉、絵を彫り込むこともできます。また、彫刻の前には原稿が送られてきますので慎重にチェックしましょう。
業者から移送された墓石を墓地に建てます。この際、開眼供養をする必要がありますが、納骨式と併せて行っても構いません。
四十九日や一周忌などのタイミングを見て納骨し、納骨式を行います。開眼供養をしていない場合は併せて行いましょう。
追加彫刻をする際は墓石を購入した石材店に依頼するのが無難です。指定石材店が決まっている場合は必ずそちらに依頼しましょう。
墓石を一度石材店や工場に引き上げる際は閉眼供養を行ってから移送します。墓石を動かさずに追加彫刻する場合は閉眼供養をする必要はありません。移送をしない代わりに、フォントを揃えるために墓石の文字を転写するという作業が加わります。
いずれも彫刻前に原稿が送られてきますので、誤字やフォントを念入りに確認しましょう。
移送した場合は石材店や工場で追加彫刻を行った後、墓地に戻されます。この際、開眼供養が必要となりますが、納骨を行う場合は一緒にして構いません。
墓石を動かさない場合は出張用の文字彫り機が持ち込まれ、墓地で彫刻が行われます。移送する、しないに関わらず、墓石に新しく名前を入れた際はお性根入れの儀式を行う場合があります。
宗派や地域によって異なりますので、菩提寺の僧侶に相談しましょう。こちらも納骨式と兼ねて構いません。
彫刻が終わり、移送した場合は墓石の設置をした後、納骨式と法要を行います。
基本的には戒名彫刻は墓石を購入した石材店に依頼しますが、任せっきりにしていてはいけません。
紙に書いた文字とは異なり、墓石に彫り込んだ文字は簡単に修正することはできません。
特に戒名は旧字体や異体字など見慣れない漢字を多く使うため、間違いやすい部分です。石材店や菩提寺の住職と相談しながら、正確な文字を彫り込んでもらうよう留意しましょう。
墓石は単に遺骨を納める場所というだけではなく、故人とお話をするための大切な場所です。いわば墓石に彫り込まれた戒名は、故人の表札のようなものです。正確に彫り込み、供養の気持ちを表しましょう。
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