

初盆と一周忌法要が重なってしまった場合、どうしたら良いのかわからない人も多いことでしょう。
この記事では、初盆と一周忌法要の日程が被ってしまった場合、どちらを優先すべきか、同時に行っても良いのか、また服装・案内状・お布施の用意について解説します。
目次

まずは初盆と一周忌法要の違いについてご説明します。
初盆とは故人が亡くなられてから四十九日を過ぎた後に迎える最初のお盆のことです。新盆と呼ばれることもあります。
通常のお盆は一年に一度ご先祖さまが帰ってくる日として精霊棚や盆提灯などを用意し供養を行いますが、初盆は故人が最初に帰ってくるお盆ということで特別に認識されています。
初盆は精霊棚や盆提灯を準備するだけでなく、親戚や友人、知人を呼んで、読経・焼香・お墓参りを行い、精進料理でもてなすというのが習慣です。
一周忌法要とは故人が亡くなられてから満一年の日に行われる行事です。親戚、友人、会社の関係者などを呼んで、読経・焼香・御墓参りをします。
命日に行うのが理想ですが、平日の場合、人が集まりにくいので命日の直前の土曜日や日曜日に行うことも多いです。
一周忌法要は年忌法要の中では最も重要な法要とされおり、四十九日法要の次に大事な行事となっています。

初盆は四十九日後の最初のお盆、一周忌法要は命日から満一年という形で日程が決まります。
そのため、8月のお盆の時期に亡くなられた場合、初盆と一周忌法要が重なることもあるでしょう。
重なってしまった場合は同じ日に法要を行うこともできますが、なるべく別々に行う方が良いとされています。
一周忌法要は年忌法要の中で最も重要で、四十九日の次に大事な法要です。そのため、初盆と一周忌法要の2つの法要を別々に行う場合は一周忌法要を優先すべきでしょう。
初盆と一周忌法要は同時に行っても問題ありません。法要自体を一緒にするか、午前と午後に分けて行うかは身内や僧侶と相談して決める必要があります。
同時に行う場合は一周忌法要のやり方に準じて進行すると良いでしょう。お盆の時期は僧侶も忙しいうえに親戚も集まりにくいため、同時に行う方が親族の負担も少なく取り仕切りやすいです。

法要を行う際は案内状を作成します。身内しか呼ばず少人数で執り行う法要であれば電話での出席確認でも問題ありません。
ただし、会食をする場合に正確な人数を把握する必要があるので、案内状を送る方が無難でしょう。
案内状は、法要の詳細、時間と場所、会食があるかどうかの4点を必ず記載してください。初盆と一周忌法要を同日に行う場合はその旨を案内状に書きます。
また、法事や法要が滞りなく流れ、つつがなく終わるようにとの願いから案内状の文中には句読点を用いません。
以下に例文をご紹介します。記事のレイアウト上、横書きですが、案内状は基本的に縦書きですので実際に書く場合は注意してください。
謹啓
ご尊家には益々ご健勝のことと拝察申し上げます
ご葬儀の際にはご会葬ご参列を賜り誠に有難く厚く御礼申し上げます
このたび〇〇(戒名・法名・法号)の一周忌法要ならびに初盆を営むこととなりました
つきましてはご多用中のとこと誠に恐縮とは存じますが ご会葬ご参列を賜りたくお願い申し上げます
尚 法要終了後会食の席を設けておりますので ご臨席を賜りますようお願い申し上げます
敬具
記
日時◯月◯日(◯曜日)◯時
場所
住所
電話番号
会食場所
住所
電話番号
令和◯年◯月◯日
(差出人) (氏名)
住所
電話番号
※お手数ではございますが、◯月◯日までにご都合をお知らせください

お布施とは読経をしてもらう僧侶に支払うお金のことです。
一般的な初盆のお布施の額は、3万円〜5万円が相場とされています。
初盆は故人が初めて迎えるお盆で、ひとつの大きな節目であるため、通常のお盆の相場(1万円程度)よりも高い傾向があります。
また、一周忌法要の相場も3万円〜5万円です。
なお、上記はあくまでも相場でお寺や宗派によって金額は異なるため事前に確認する必要があります。
お布施は供養していただいたことに対するお礼なので、初盆と一周忌法要を同日に行う場合でもそれぞれ別に用意しましょう。
また、御膳料とお車代はそれぞれ5千円〜1万円が相場です。
お布施等を渡す際はお金の入った封筒をそのまま渡すのはマナー違反となります。
封筒を袱紗で包んでお盆に乗せ、法要や会食の後に渡すのがマナーです。渡す際には、読経や説法のお礼もきちんと伝えましょう。

初盆と一周忌法要を同日に行う場合は一周忌法要際の服装に合わせましょう。
これは、初盆より一周忌法要の方が重要な法要とされているためです。
喪服を基本とし、男性はジャケットとパンツ、ネクタイは全て黒で統一しましょう。
女性は礼服である黒のアンサンブルもしくはワンピースを着用するのが一般的です。
また、近年では法要に準喪服を着用される方もいます。
参列者は準喪服もしくは略喪服を着用しましょう。準喪服とは喪服より一段格の低い服装で、ブラックフォーマルとも呼ばれます。
略喪服は喪服の中で最も格が下の服装で、男性の場合は紺やグレーなどのダークスーツ、女性の場合は目立たない色合いのワンピースやアンサンブルのことです。
案内状に「平服でお越しください」とある場合には喪服ではなく落ち着いた色のダークスーツやワンピースを着て参列しましょう。
アクセサリーは全て外すのがマナーですが、婚約指輪だけはつけていても問題ないとされています。
バッグは黒で光沢の無い布素材のものを選びましょう。また、ワンポイントで色が入っているものも避けてください。
靴も黒で光沢の無いものを選ぶのがマナーです。なお、女性は3cm前後の低いヒールを履いてTPOに合わせましょう。

香典を渡す際は初盆の香典と一周忌法要の香典を別々に渡すことが望ましいですが、別々に用意したお金を合わせて一緒に包んでも構いません。
しかし、4や9などの不吉なイメージを持たれる数字に合わせるのは避けましょう。
<初盆の香典の相場>
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関係性 |
香典の相場 |
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2親等以内 |
1万円から3万円 |
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親族 |
5000円から1万円 |
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友人、会社関係者 |
3000円から5000円 |
<一周忌法要の香典の相場>
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関係性 |
香典の相場 |
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2親等以内 |
3万円から5万円 |
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親族 |
1万円から3万円 |
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友人、会社関係者 |
5千円から1万円 |
初盆の香典の表書きは「初盆」、「御供物料」、「御仏前」のどれかで書きます。一周忌法要は「御仏前」もしくは「御佛前」と書きましょう。
もし、2つまとめて香典を渡すのであれば、「御仏前」、「御佛前」と書いたのし袋に初盆、一周忌法要それぞれの香典を入れて用意します。
また、四十九日以降の法要に関しては薄墨を使う必要はありません。しかし、地域によってはどの法要の香典も薄墨で書くというマナーが存在することもあるため、不安な場合は直接遺族に確認するか、薄墨で書くと良いでしょう。
薄墨は「悲しみの涙で墨が薄まった」という意味を表しているため失礼にはあたりません。

香典返しは葬儀と同様に、いただいた香典額の半分から3分の1とすることが多いです。
<初盆の香典返しの相場>
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関係性 |
香典の相場 |
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2親等以内 |
3000円から1万円 |
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親族 |
3000円から5000円 |
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友人、会社関係者 |
2000円から5000円 |
<一周忌法要の香典返しの相場>
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関係性 |
香典の相場 |
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2親等以内 |
1万5000円から3万円 |
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親族 |
5000円から1万5000円 |
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友人、会社関係者 |
3000円から5000円 |
上記の表はあくまで目安ですので、地域の慣習によって異なる場合があります。
また、初盆と一周忌法要の香典返しを一緒にすることも可能ですが、その際は両方の金額を合わせた額を基準にしましょう。
お返しの品はあとに残らないものが好まれるので、お茶や海苔、カタログギフトなどが選ばる傾向にあります。

四十九日法要と初盆は一緒に執り行うことはできません。その理由は初盆と四十九日の考え方にあります。
初盆は故人が初めて家に帰ってくる日という認識である一方、四十九日は故人があの世に到着する日とされています。この2つが同時に起こることはありえないとされ、初盆と四十九日法要を同日に行うことはできません。
もし日付が重なってしまう場合は、四十九日法要を優先的に行いましょう。
大切な人が亡くなられた後は気持ちの整理もつかないうえに法要の準備で慌ただしくなるため、余計に戸惑うことでしょう。
また、法要はそれぞれの行為に意味やルールがあるためどのように準備を進めていけば良いのかわからない人も多くいます。
大切な人をきちんと供養するためにも、正しいマナーを覚えて法要を行いましょう。
大切な方が亡くなったことをいきなり受けとめることは難しいことだと思います。大切な方が亡くなり、さらにご葬儀のことなど分からないとなると、不安が募り、心が落ち着かなくなることと思います。
そんなとき、不安や疑問を取り除き、お客様のお気持ちに寄り添うご案内が出来ればと思っております。
後でもっとこうしてあげれば良かった・・・と悔いの残る最後のお時間にはして欲しくはありません。何時でもどんなことでも、安心してご相談下さい。


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